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子どものためにから…子どもとともにへ…

  7月も小暑を過ぎ、1学期もあと10日をきりました。

今日は詩を紹介します。

 

 『 奈々子に 』  作:吉野 弘

 赤い林檎の頬をして 眠っている奈々子

お前のお母さんの頬の赤さは そっくり奈々子にいってしまって

ひところのお母さんの つややかな頬は少し青ざめた

お父さんにも ちょっと酸っぱい思いがふえた

 唐突だが 奈々子

 お父さんはお前に 多くを期待しないだろう

人がほかからの期待に応えようとして

どんなに自分を駄目にしてしまうか

お父さんははっきり知ってしまったから

 お父さんがお前にあげたいものは 健康と自分を愛する心だ

ひとがひとでなくなるのは 自分を愛することをやめるときだ

自分を愛することをやめるとき

ひとは 他人を愛することをやめ 世界を見失ってしまう

自分があり 世界がある

 お父さんにも お母さんにも 酸っぱい苦労がふえた

苦労は今 お前にはあげられない

 お前にあげたいものは 香りの良い健康と 

かちとるに むづかしく はぐくむに むづかしい

自分を愛する心だ    ※「むづかしい」は原作のまま

 

子どものためにから…子どもとともにへ…

 子どものために がんばる親と

 子どもとともに がんばる親と

 子どもはどっちが 好きなのだろう。

 きっと

 そう 子どもは

 自分のために がんばっている大人より

 自分とともに がんばっている大人のほうが大好きなんです。

 私はいつも「ために」がんばっているつもりですが、

どこか逃げ道があります。

 でも、いつも「ともに」がんばっている人には

どこにも逃げ道がない。

 逃げる時も一緒だからです。

 お父さん、お母さん、保護者の皆さまから教わりました。

 

 

 

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