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校長通信

惜しまれて 泣かれて行かん さくらみち

 

 3月になりました。

いよいよ卒業の足音がはっきりと聞こえてくるようになりました。

 

 「  このさかづきを うけてくれ

  どうぞ なみなみと つがせておくれ

  花に 嵐のたとえもあるぞ

  サヨナラだけが人生だ  」

 

これは井伏鱒二という小説家が訳した中国唐代の『勧酒』という詩です。

 

 人は別離のとき、心が氷のように澄んで、いろいろな怒りも憎しみも忘れ、人との別れを惜しむといいます。

人は、別れの時、いちばん人として美しく生きることができるのかもしれません。

だから、「サヨナラだけが人生だ」となるのかもしれません。

 

 9年生のみなさん

 さて、君たちにもいよいよ別れの時がきます。

この2週間足らずの君たちの生活は、今までの長い中学校生活のどの時間よりも大切なのかもしれません。

 

やり直す機会は全ての人に平等に与えられている

 

 「どんな場合にも『やり直す機会』はすべての人に平等に与えられている。

遅すぎて間に合わなかったとしても、それはそれで次の生き方につながってくる。

 野球でもよく負け方が次の試合に大きく響くと言われる。

どんなことでもどんな場合でも『やり直す』のに遅すぎることはない。」

 

これは有正省三さんの言葉です。

 

2月、ちょうど節分の頃、この詩を思い起こします。

 

2月は1年を この1年を変える最後のチャンスだと思うからです。

 

2月は最後の節目。この1年を変える最後の節目です。

春を迎えるこの2月。巣立ちの前に。新しい学年になる前に。

どうかやり直してみませんか。少しやり残したことがあるのなら、やリ直そう。この2月から。

 

今日は節分。節目のとき。私自身も振り返ります。

 

明日は立春。春のスタートです。

 

新しい年に

 

 新年あけましておめでとうございます。旧年中は本校の教育活動の推進にあたり、保護者の皆様、地域の皆様から温かいご支援を賜りましたこと、心より感謝申しあげます。

 

 2学期を振り返りますと、学校生活のさまざまな場面で、保護者の皆様や地域の皆様からの「温かい言葉」に子どもたちが支えられてきたことを実感します。

 行事や登下校の見守りなど、子どもたちと関わってくださる折々に、地域の皆様から「よくがんばっているね」「気をつけて帰りよ」「応援してるよ」といった声かけをたくさんしていただいています。こうした「温かい言葉」は子どもたちの心を柔らかくして安心感を与え、学校の中でも、友だち同士で励まし合ったり、「ありがとう」を伝えたりして、子どもたち自身の「温かい言葉」に変わっているように思います。こうした言葉の温かさこそ、地域に育てられている学校の「宝物」だと感じています。

 

 校内で実施した福祉体験学習(7年生は手話教室、8年生は車椅子体験、9年生は認知症サポーター養成講座)や性の多様性の学習、そして命の授業では、お互いを思いやること、相手の立場に寄り添った言葉かけをすることの大切さや「温かい言葉」が、相手の心を支える力になっていくことを学びました。

 また、地域の皆様にご協力いただいている「ふるさと学習」や「防災学習」では、講師の方々からの励ましが、子どもたちの安心や学ぶ意欲につながっています。

 

 一宮北学園の「ふるさと学習」の一つに1年生から9年生までの9年間を見通した防災学習があります。中学校では、小学校からの学びに加え、「ふるさと一宮の災害の歴史」を調べ、地域防災について考える学習や大切な命を守る減災について学んでいます。

 その一貫として毎年、山津波集会を小中合同で行い、今年で10年目を迎えました。今年は、生栖の庄一幸さんに事前にお話を伺い、当日は、生栖の世良繁信さんをお招きし、小学校低学年時の体験を話していただきました。地域の方から「自分の命や周りの人の命を守る大切さ」「人とのつながりや助け合い」について語っていただき、子どもたちはその言葉の重みと温かさを体感することができました。地域の皆様の「温かい言葉」は、子どもたちにとって大きな力となり、学校の学びをより豊かなものにしてくれます。

 さらに中学校では、毎年学年ごとに「ふるさと学習」として、地域の方を講師に迎えてふるさとの良さについてお話を伺っています。自分たちの住んでいる地域について知り、その地域を誇りに思う子どもたちに育っていってほしいという願いを「温かい言葉」に込めて伝えていただいています。言葉は目に見えませんが、「温かい言葉」はしっかりと子どもたちの心に届き、これからの子どもたちの生き方につながっていくと思います。

 

 3学期も友だちを励ます言葉や「ありがとう」のやりとりが増え、笑顔あふれる学校、子どもたちが「言葉の温度」を意識しながら互いに尊重し合い、安心して学べる学校づくりに努めてまいります。

 

 本年も保護者の皆様、地域の皆様の温かいまなざしの中で、『繋げる笑顔 輝く一北』のスローガンのもと子どもたちが笑顔で過ごせる学校をめざしてまいります。どうぞ引き続き、温かいご支援とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

 

自分自身の挑戦

 

 12/24(水)2学期の終業式を61名全員で行いました。

 各学年の代表が2学期を振り返り、さらに次につながる目標を伝え合いました。

2学期は、運動会や文化祭、部活動の大会、駅伝大会にバンドフェスタなどたくさんの行事や大会等がありました。本当に子どもたちはよく頑張りました。ひたむきに努力する姿や一生懸命な姿に多くの感動をもらいました。

 9月の始業式で話したように、みんながみんなのために力を合わせる」ということ、みんなが同じものを見つめていく」ということを意識できたように思います。思い通りにならなかったり、戸惑ったり、「もう少しやれたら」と感じたり、変更や調整が必要になったりしたことなど、いろいろなことがあったと思います。その度に、自分さえ良ければいいのではなく、周りのことを考えてみんなのために行動した人が増えていったことをとてもうれしく思っています。

 「自分で考えて行動する力」や「仲間と協力してやりきる力」を身につけていく過程すべてが、子どもたちの成長につながっていきます。新しいことに挑戦する姿、自分の役割を最後までやりきる姿、授業で難しい問題に挑んで、間違ってもあきらめずに考え続けた姿、自分の進む路を思い悩みながら自分で決定しようとする姿、その一つ一つが大きな成長につながっています。

 冬休みは2学期の自分自身の挑戦を少し振り返ってみてください。「できるようになったこと」だけでなく、「どれだけ伸びたか」を振り返ってほしいと思います。うまくいかなかったことからも次のヒントがきっと見つかると思います。

 3学期には、2学期の学びをいかして、また新しい一歩を踏み出しましょう。

 良い冬休みを・・・そして3学期には、元気な笑顔で登校しましょう。

 みんなでつくる安心の学校

 12月4日(木)から12月10日(水)は人権週間です。

 この人権週間は、「だれもが気持ちよく過ごせる学校とは?」を考える週間です。ちょっとした声かけや相手を思いやる一言が、学校の空気を変えます。

 9日には、自分と相手の大切さを改めて考える取組として小中合同で「性の多様性」について授業研究会を行いました。私たちは、何気ない言葉や行動が、周囲の人を傷つけることも、支えることもあることを日々感じています。

 一人ひとりが安心して過ごせる学校づくりのために、相手の気持ちに心を寄せ、温かな関わりを広げていきましょう。みんなが安心して学べる環境を一緒につくっていきましょう。

みんなの中でみんなが変わっていくために・・・

 

 11月1日(土)、一宮北学園文化祭を行いました。

 今年の文化祭テーマは「一心響音~さらに強める134に人の絆~」でした。その言葉どおり、みんなの気持ちが一つになって会場中に響きわたる素晴らしい文化祭になりました。

 生徒会執行部によるオープニングからはじまり、中学生の英語スピーチでは、会場を一つにする楽しい雰囲気づくりや自分の思いや考えをしっかりと伝える姿に成長と自信を感じました。

 低学年・中学年による音楽劇では、明るく元気な声と言葉一つ一つに感情を込めて一生懸命に演技をする姿がとても印象的で、多くの観客に笑顔と感動を与えてくれました。

 高学年の合奏や合唱では、それぞれの個性や工夫が光り、とても素晴らしい発表になりました。

 中学生の合唱は、声の響きや表情から日々の練習の積み重ねがよく伝わってきました。

 また、一宮北学園全校合唱では、小学生と中学生の声が一つになり、まさに「一心響音」のテーマを体現していたと思います。

 そして、最後の吹奏楽部の演奏は圧巻でした。曲に思いを込めて体全身で演奏する姿、会場全体が美しい音に包まれました。

 どの発表からも素晴らしかったというだけでなく、「みんなで協力すること」「の心にひたむきに何かを届けようとする姿勢そうした大切なものを感じることができました。誰かが頑張ったのではなく、誰もが頑張った文化祭でした。

 改めて、行事の中で子どもたちが大きく成長する姿を見ることができました。「最初からみんなで本気になって取り組むこと」「協力することの難しさ」「団結することの楽しさ」「○○したいだけではいけないこと」など、子どもたちは多くのことを学び、成長しています。

 

 子どもたちの未来のために一番大切な力、一番必要な力とは、一体何だろうと考えます。それは、目に見えない力であり、腕力よりも学力よりももっと大切な力のように思います。それは、きっと何にでも前向きに取り組んでいく力、心に思いながら行い続ける力なのかもしれません。この文化祭の「練習」の中にその力をつける機会があったように思います。この体験をこれからの生活に活かして、みんなで「繋げる笑顔 輝く一北」にしていきましょう。

 

 毎日、一生懸命に練習を重ねてきた児童・生徒のみなさん、いつも温かく見守っていただいている保護者の皆様、会場に来ていただいた地域の皆様、日々指導していただいた先生方、全ての人の心が響きあった素晴らしい文化祭になりました。ありがとうございました。

何と別れて、何と出会うのか?

今ひとつの峠にさしかかる

 昨日(10/6)は中秋の名月。9月いっぱい続いた酷暑の日々から、あっという間に秋を感じる季節になりました。朝夕、肌寒くなってきています。早いもので「全集中!~全員主役 咲かせろ笑顔~」のスローガンのもと、力いっぱい頑張った運動会が終わり、次のステージに向かうときになりました。ちょうど、1年の折り返しになります。

 

 私が担任をしていた頃、この時期になるとよく生徒のみなさん(特に9年生)に、真壁仁さんの書いた『峠』という詩を紹介していました。

 

      峠         真壁 仁

峠は決定をしているところだ

峠には決別のための あかるい憂愁がながれている

岐路をのぼりつめたものは のしかかってくる天碧に身をさらし

やがて それを背にする

風景は そこで綴じあっているが

ひとつをうしなうことなしに

別個の風景にはいってゆけない

大きな喪失にたえてのみ あたらしい世界がひらける

峠にたつとき

すぎ来しみちは なつかしく

ひらけくるみちは たのしい

みちは こたえない

みちは 限りなくさそうばかりだ

 

 1年も折り返し、後半戦に入ります。まるでこの詩の峠の頂上にいるかのようです。

峠の頂上では、次に進んでいく道を決定しなければなりません。「君はどう生きるのか?」という決定です。「どういう自分と別れを告げて、どういう自分と出会うのか?」という決定です。

 新しい世界を拓くためには、何かを失ったり、傷ついたり悩んだりします。そうして少し新しい自分に出会うのです。

それは今日や明日ではないかもしれません。今は苦しい時が続いているかもしれません。つまずきの連続かもしれません。そういうことにさえ気づかない毎日を過ごしているかもしれません。

 でも新しい一日が一瞬が必要です。「みんな」とは違う「自分」だけの道です。

 何と別れて何と出会うのでしょう。 峠の頂上で何を決めるのでしょう。

 

みなさんが自分自身の勇気の一歩を踏み出せるよう、一緒に進んでいきたいと改めて思う秋の日です。

 

2学期のはじめに

 35℃を超える日々が続いた夏休みが明け、2学期が始まりました。

休み中には、県大会や西播コンクールがあり、生徒たちはみんなよく頑張っていました。

9年生は、高校のオープンスクールや補充学習に積極的に参加し、7・8年生は、酷暑の中、部活動、勉強、家庭での役割などそれぞれに一生懸命取り組んでいたと思います。

 また、教職員も学校内外で研修を行いました。全体研修としては、カウンセリングマインド研修、性の多様性の昨年までの実践の振り返り、人権教育研修、ICT研修、シュミレーション研修を行いました。公開ケース会議なども保護司会のみなさま、地域のみなさま、保護者のみなさまと一緒に行うことができました。

 

 この夏、研修を通して、いろいろと考える機会をいただきました。

特に「ことば」についてです。

言葉は考えることで「磨かれ心をこめることで「伝わり相手に届くことで「」を持ちます。

また、言葉には、3つの度「速度・温度・鮮度」があり、言葉を選んで伝える力を身につけることが大切です。

言葉一つ一つを大切にし、相手に温かい心を伝える言葉を使い、豊かな心を育むことができるように取り組んでいきたいと思います。

 

 2学期は1学期の頑張りの上に、友だちや仲間との関わりが深まり、さらに力をつけていくことができる時です。生徒たちが自分の考えをもち、自信をつけながら良さを伸ばし、体験活動や行事を通して、学んでいく学期にしたいと考えます。運動会や文化祭など一北学園としての大きな行事では、みんながみんなのために力を合わせる」ということ、みんなが同じものを見つめていく」ということを大切にしていきます。

 

 今学期も生徒や教職員みんなにとって安心・安全な学校づくり、「自ら考え行動し ともに認め 高め合う自立する人づくり」をめざし、信頼する仲間とともに挑戦していきます。2学期も本校教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いします。

 

自分でやることを選ぶ力をつけるために

 7/18(金)1学期の終業式がありました。各学年から1学期に頑張れたこと、これから頑張っていきたいことなど、振り返りを行いました。

 7年生は、中学校の学習スタイルにも慣れてきて、部活動にも一生懸命取り組んでいます。挨拶の声も大きくなって、しっかりとしてきました。4か月という短い期間ですが、中学生として体だけでなく心も成長している姿をみることができました。

 8年生は、地域のみなさまや保護者のみなさまのご支援のもと、トライやる・ウィークを予定どおり実施でき、発表会も大成功でした。事業所の方々のご協力のおかげで、学校生活とはまた別の良い体験活動をすることができました。 また、先輩として7年生の見本となるよう意識して学校生活を送ることができました。

 9年生は修学旅行での体験を通して、かけがえのない仲間との時間を過ごし、探求学習を進めることができました。部活動では、市大会、西播総体、県総体が終わり次の目標を設定する時期を迎えています。本気で頑張った部活動、これが学んだ部活動だと胸を張れる学校生活にしていきましょう。また、吹奏楽部のみなさんは7月末にある西播吹奏楽コンクールがあります。これから本番を迎えるので、さらに全力で取り組んでほしいと思います。

 さぁ、夏休みです。夏休みの過ごし方でぜひ気をつけてほしいこと5つあります。

  1 勉強と自由時間のバランスを考えること

  2 スマホ・ゲーム・SNSの使い過ぎに注意すること

  3 自分でやることを選ぶ力をつけること

  4 生活リズムを崩さないこと

  5 家族や周りとの関わりも大切にすること

 その中でも、 3 自分でやることを選ぶ力をつけること に挑戦してみてください。 

夏休みに限らないのですが、中学校生活の中で自分で決めていく力、自分の生活を自分でうまく動かしていく力を少しずつ育てていってほしいと思っています。

限られた時間の中で、大事なこと、今やることを見分け行動します。最初にやらなければならないことをやり、次にできたらいいこと、最後にあとでもいいことをしていくなど優先順位をつけていくことが、とても大切です。

 夏休みは自分で考えて自分で動く練習のチャンスです。

 ぜひ夏休みは、やりたいこと、やるべきこと、体調管理、全部のバランスをみながら過ごしてみてください。5 家族や周りとの関わりを大切にすることを忘れずに、家のお手伝いを積極的に行ってみてください。

 保護者のみなさま、地域のみなさま、平素より学校教育活動にご理解、ご協力を賜り、感謝申し上げます。子どもたちのよりよい成長のために、教職員一同全力で取り組んで参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

  7月も小暑を過ぎ、1学期もあと10日をきりました。

今日は詩を紹介します。

 

 『 奈々子に 』  作:吉野 弘

 赤い林檎の頬をして 眠っている奈々子

お前のお母さんの頬の赤さは そっくり奈々子にいってしまって

ひところのお母さんの つややかな頬は少し青ざめた

お父さんにも ちょっと酸っぱい思いがふえた

 唐突だが 奈々子

 お父さんはお前に 多くを期待しないだろう

人がほかからの期待に応えようとして

どんなに自分を駄目にしてしまうか

お父さんははっきり知ってしまったから

 お父さんがお前にあげたいものは 健康と自分を愛する心だ

ひとがひとでなくなるのは 自分を愛することをやめるときだ

自分を愛することをやめるとき

ひとは 他人を愛することをやめ 世界を見失ってしまう

自分があり 世界がある

 お父さんにも お母さんにも 酸っぱい苦労がふえた

苦労は今 お前にはあげられない

 お前にあげたいものは 香りの良い健康と 

かちとるに むづかしく はぐくむに むづかしい

自分を愛する心だ    ※「むづかしい」は原作のまま

 

子どものためにから…子どもとともにへ…

 子どものために がんばる親と

 子どもとともに がんばる親と

 子どもはどっちが 好きなのだろう。

 きっと

 そう 子どもは

 自分のために がんばっている大人より

 自分とともに がんばっている大人のほうが大好きなんです。

 私はいつも「ために」がんばっているつもりですが、

どこか逃げ道があります。

 でも、いつも「ともに」がんばっている人には

どこにも逃げ道がない。

 逃げる時も一緒だからです。

 お父さん、お母さん、保護者の皆さまから教わりました。

 

 

 

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