校長あいさつ

 新年度の学校づくり

   やわらかな春の陽ざしにつつまれ、色とりどりの花がより一層輝く好季節になりました。

 4月の異動で伊野校長の後任として着任しました伊藤です。本校の伝統や文化を大切にしつつ、未来に向けてさらに発展できるよう努めてまいります。保護者の皆さま、地域の皆さま、今後とも本校教育にご支援ご協力を賜りますようよろしくお願いします。

 校庭の桜も美しく咲き、4月7日(月)の着任式において6名の教職員が着任し、入学式並びに始業式においては、24名の新入生を迎えることができました。全校生60名と教職員18名で新年度がスタートしました。

 着任式の転入職員のあいさつの時、顔を上げ、相手の目を見て話を聞く8年生、9年生の姿に感心しました。入学式の新入生の返事や話を聞く姿勢も素晴らしかったです。

 入学式では、7年生に校訓『天祐自助』について話をしました。「人に助けを求めず、自分の力で自分の道を切り拓こうとするものに道は拓かれる」という意味から、「努力」について話しました。中学校生活で「続けること」と「夢中になって取り組むこと」の二つを大切にしてほしいと思っています。この二つを足すと「努力」になるからです。そうすれば、「自分のことを自分でする力」「問題を問題とする力(正しい判断力)」も身についていくと思います。

 「先輩」としての一年をスタートさせた8年生、たった一度の中学時代の繰り返しのない一年をスタートさせた9年生にも「自分を大切にすること」「みんなのためにがんばってみること」に挑戦してほしいと思います。

途中で投げ出したり、失敗した自分はダメな人間だと決めつけたりせず、夢をもち、夢を語り、夢を追い続けてほしい、みんなで考えてよりよい方向に動ける話し合いのできるクラスや学年になってほしい、今日をなりたい自分になる新しい出発の日として、勇気を出して挑戦する中学校生活にしてほしいと思っています。

 学校教育目標「夢と自信をもち 自分の道を切り拓く こころ豊かな北中生の育成」を掲げ、「自ら考え行動し ともに認め高め合う 自立する人づくり~挑戦 信頼する仲間とともに~を本年度の推進テーマとして、全職員一丸となって子どもたち一人ひとりに寄り添い、一人ひとりの9年間を支える取組を粘り強く進めてまいります。生徒、保護者、地域から信頼され、地域とともにある学校をめざして、精一杯努力していきます。今後も学校教育へのご理解とご協力をよろしくお願いします。 

                                                                           令和7年4月9日 
                                                                                       「一宮北学園」宍粟市立一宮北中学校長  伊藤 美晶